人生人との出逢いの連続。
全ての事は人繋がりで出来ている、と言っても本当に過言ではない。
Fijiでも、色んな年齢・国の人と出逢い時間を過ごした。
沢山の事をこれらの出逢いから学んだ事は
当たり前すぎて書くまでもないんだけども、
その中でも一人だけ書いておきたい人が。
それはクラスの担任だった先生、アッシー。
純フィジアンで年齢はそこまで離れていなかったような…。
確か28前後だったような。若
アッシーは、先生の中でもひときは怖いオーラを放っていて
アッシーの授業を受けたことの無い生徒からは、恐ろしいと評判だった。
目つきや態度は半分男、笑
だけど実は一番綺麗で中身は乙女だったりもするそんなアッシー。
とにかく人柄がすんごく素敵な人だった。
男気あって、サバサバで、怖そうだけど実はシャイ。
面白いけど、頭も切れる。
そして何より、誰よりも人想いなアッシーは、
接する機会や過ごす時間が長くなれば長くなる程その魅力が見えてくる。
Fijiを心から愛していて、生き方も全て意思を持っていて、
本当に出逢ってよかった人の中の一人。
アッシーエピソードを語り始めたら本一冊書けるんじゃないかって程、
沢山の思い出がある中で、個人的な事をひとつだけシェア。
それは、私の親しい友人がほぼ他国へ旅立ち少し寂しくなっていた頃。
いつもの様に学校を終えるとアッシーに教会へ誘われた。
私は比較的あまり表面には感情を出さないように意識していたけど、
何かを悟っていたらしい。笑
真意わからぬまま、夕方教会へ。
その日は、フィジーのいたるところからキリスト教信者が集まり
ダンス披露をするイベントのような物があった。
どうやらアッシーもダンス披露するらしい。
学校でのアッシーとは異なり、
旦那さんも一緒でより素なアッシーがそこには居た。
少しニヤける私をよそに、イベントはあっという間に過ぎた。
最前列に陣取り、キリスト教でもない私をも大歓迎してくれて、
随分楽しませてもらったうえ、終わりには、
フリーフードが賄われ友人達と一緒に私もご馳走になった。
また一つFijiの事を知り、経験できた夜に満足して居る横で、
少し身震いしているアッシーがいた。
聞くと、風邪を引いているのか体調を崩しているらしい。
続けて尋ねる、「なんで休まなかったの?」
そしたらアッシー
「友達みんな旅立ったから、ETSUKO落ち込んで寂しい思いしてると思ってさ」
もうさ、反則だよね?優しすぎる。
ここまで自分の体調を犠牲にして生徒をおもいやる。
そんな事ができる先生って今どのくらい居るのかな?
先生だけでなく、人。
私も含めて、何か人が困ったり抱えてそうな時に、
何回無言で差し伸べられただろうか?
損得や、面倒とかではなく、
純粋にその人のことを第一に考え行動したことが何回あるだろうか?
しかも出逢って1ヶ月半しかない人を。
なんだかひどく感動して、帰りのタクシーで少し泣いたの覚えてる。
やっぱり人との出逢いって素敵だし、いつも学べる。
今回まさか異国の地でこんなにも泣かされる事が起きるとは。
些細な事だけど、自分の事を重ねたり
これがどんなに凄い事なのかを考えた時に、本当に学ばせられる。
小さなことでもいいから、もう一度自分だけでなく人を
私の周りに居てくれる、存在してくれる人に対して
もっと優しくなろうと思わせてくれたそんな素敵な経験でした。
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